「うちのホームページ、そろそろ古いかもしれない」。そう感じていても、作り直すほどなのか迷う方も多いと思います。費用もかかりますし、今のままでも特に困っていないように見えるからです。
ただ、お客さんの側から見ると話は少し変わります。私は仕事柄、たくさんの会社やお店のホームページを見ます。お知らせが何年も前で止まっている。問い合わせ先のメールアドレスが違っている。そんなサイトに出会うと、「このお店、今もやっているのかな」と不安になります。
この記事では、リニューアルを考えたいタイミングと、作り直すか直すだけで済むかの見分け方をまとめました。全部を作り直さなくてよい場合もあります。
- 作り直すかどうかの決め手は年数ではなく「お客さんが見て不安になるか」
- 古いお知らせ・使っていない問い合わせ先・今と違う料金は、文章を直すだけで解決できる
- スマホで見づらい・事業が変わった・更新しづらい、のどれかなら作り直しを考えたい
- 土台が使えるなら、困っている部分の手直しだけで済むこともある
- 作り直したあとは、誰が・どのくらいの間隔で見直すかを決めておく
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お客さんが不安になるホームページ

決め手は年数ではありません。5年前に作ったサイトでも、書いてある情報が今と同じなら、お客さんは安心して問い合わせできます。反対に、作って2年ほどでも、内容が今と違えば不安を与えます。
目安は「お客さんが見て不安になるか」です。私がほかのサイトを見ていて特に引っかかるのは、次の3つです。
何年も前で止まったお知らせや投稿
トップページの「お知らせ」や「ブログ」の最新が3年前。そんなサイトは珍しくありません。作った当初は更新していたのに、忙しくなって手が止まった、というよくある流れです。
日付は、意外と見られています。最新の日付が古いと「今も営業しているのか」と感じます。私自身、ほかのお店のサイトで何度もそう思いました。
今は使っていない問い合わせ先
一番もったいないのがこれです。問い合わせフォームの送り先や、ページに書いてあるメールアドレスが、今は使っていないものになっているケースです。
お客さんが「問い合わせてみよう」と決めた、その大事な瞬間に連絡が届かないのです。送った側は、届いたものと思って返事を待ちます。そのまま「返事が来ない会社」と受け取られてしまいます。
担当者が辞めたときや、メールの契約を変えたときに起きやすいことです。一度ご自身で問い合わせを送って、ちゃんと届くか確かめてみてください。
今と違う営業時間や料金
営業時間、定休日、料金、サービスの内容。ホームページに載せたあとで変わったのに、直し忘れているケースもあります。
お客さんは、ホームページの情報を信じて来店したり問い合わせたりします。書いてある料金で頼もうとして「今は違うんです」と言われると、それだけで信頼が下がります。
こうした食い違いは、作り直さなくても文章を直すだけで解決できます。見分け方は、このあとの「作り直すか直すかの見分け方」でお伝えします。
リニューアルを考えたいタイミング

前の章の3つは、文章を直せば解決できます。一方で、直しても直しても追いつかない状態もあります。サイトの作りそのものが、今のお客さんや今の仕事に合わなくなっているときです。
リニューアルを考えたいのは、次の3つのどれかに当てはまるときです。どれも、お客さんから見た使いやすさか、ご自身の続けやすさに関わるものです。
スマホでの見づらさや表示の遅さ
まずは、ご自身のスマホで自社のサイトを開いてみてください。文字を指で広げないと読めない。ボタンが小さくて押しにくい。表示されるまで何秒も待たされる。どれか1つでも当てはまれば、見直しどきです。
今は、お店や会社を調べるときにスマホを使う方が多くなりました。開くまで待たされたり、読みにくかったりすると、お客さんは戻るボタンを押して別のお店を探します。
パソコンで見て問題がなくても、スマホではまったく違って見えることがあります。確かめるなら、必ずスマホで見てください。
事業の内容や強みの変化
扱う商品やサービスが増えた。代替わりをして、お店の方針が変わった。個人のお客さん中心だったのが、会社からの依頼が増えてきた。こうした変化は、ホームページに反映されないまま残りがちです。
お客さんは、ホームページに書いてあることでその会社を判断します。今いちばん力を入れている仕事が載っていなければ、その仕事での問い合わせは期待できません。
新しいサービスを1ページ足せば済む場合もあります。ただ、会社の打ち出し方ごと変わったのであれば、全体を作り直した方が伝わりやすくなります。
更新しづらさで止まった情報発信
お知らせが止まる理由は、忙しさだけではありません。更新のやり方が分かりにくい作りだと、手が止まりやすくなります。制作会社に頼まないと文章1つ直せないなら、なおさら後回しになります。
実は私自身、自社のサイトで困っていたのがここでした。記事や実績を載せる管理画面が、使いづらい作りになっていたのです。そこを直したところ、投稿しやすくなり、続けやすくなりました。
更新が止まっている原因が「作り」にあるなら、中身を直すだけでは同じことをくり返します。このときは、更新しやすい作りへの見直しを考えてみてください。
作り直すか直すかの見分け方

「古くなったから、全部作り直さないといけない」。そう考えて、相談をためらっている方もいるかもしれません。けれども、古く見える原因によっては、一部を直すだけで十分なこともあります。
見分けるときは、2つのことを確かめます。1つは、お客さんを不安にさせているのがどこか。もう1つは、今のサイトがご自身で更新できる作りかどうかです。この2つを見れば、「直す」「手直しする」「作り直す」のどれが合うか、おおよその見当がつきます。
情報の修正だけで済むケース
問題が「お客さんが不安になるホームページ」の章で挙げた3つだけなら、作り直す必要はありません。お知らせの日付、問い合わせ先、営業時間や料金。書いてある情報を今に合わせれば済みます。
条件は、スマホで見ても読みやすいことと、ご自身で文章を直せることです。この2つがそろっていれば、まずは情報を直すところから始めてください。それだけで、お客さんの不安はかなり減らせます。
ご自身で直し方が分からない場合は、修正だけを制作会社に頼むこともできます。
一部の手直しで済むケース
サイトの土台はしっかりしていて、足りない部分があるだけ。そんなときは、全体を作り直さず、その部分だけを手直しします。
たとえば、新しいサービスのページを足す。問い合わせフォームを作り直す。トップページの写真や文章を入れ替える。記事を載せる管理画面を使いやすくする。前の章でお話しした、私が自社のサイトで管理画面を直したのも、この手直しにあたります。
土台が使えるなら、直すのは困っている部分だけで十分です。作り直しより費用も期間も抑えられます。
作り直した方が早いケース
一方で、土台そのものが今に合っていないときは、部分的に直してもきりがありません。次のようなときは、作り直しを考えた方が早いです。
- スマホで開くと、パソコン用の画面がそのまま小さく表示される
- ご自身では文章1つ直せず、直すたびに費用がかかる
- 前の制作会社と連絡が取れず、誰も中身を触れない
- 会社の打ち出し方そのものが変わった
当てはまるものが多いほど、継ぎはぎの修正を続けるより、手間も費用も抑えられることがあります。
どれに当てはまるか迷うときは、今のサイトを見ながら一緒に整理することもできます。
リニューアル後に更新を続けるコツ

リニューアルした直後のサイトは、情報も新しく、見た目も整っています。問題はその後です。1年たってお知らせが止まり、料金が変わったまま残っていれば、また最初の章と同じ状態に戻ってしまいます。
続けられるかどうかは、作る段階の準備で大きく変わります。依頼する前に考えておきたいことを3つ挙げます。
更新の担当と頻度の取り決め
まず決めたいのは、誰が、どのくらいの間隔で、何を見るかです。お知らせを「毎週出す」と決めると、忙しい時期に止まります。無理のない間隔にしておく方が長続きします。
たとえば、月に1回だけ次の3つを見る、と決めておくのも1つの方法です。
- 営業時間や定休日が変わっていないか
- 料金やサービスの内容が今と同じか
- 問い合わせフォームから、ちゃんとメールが届くか
担当を1人に任せきりにしないことも、決めておきたい点です。その方が辞めたり異動したりすると、更新のやり方を誰も知らない、ということが起きます。2人が分かる状態にしておくと安心です。
自分で投稿しやすい管理画面
更新するのは、多くの場合、制作会社ではなくご自身です。ですから、管理画面の使いやすさは見た目と同じくらい気にしてほしいところです。
ご自身で更新できる仕組み(WordPress)で作る場合も、入力する場所がばらばらだと迷います。タイトル、写真、本文。入れる場所が決まっていれば、1件の投稿にかかる時間も短くなります。
WordPressで自分でできること・できないことは、「WordPressなら自分で更新できる」は、どこまで本当かで詳しくお話ししています。
依頼するときは、公開前に一度ご自身で投稿を試させてほしい、と伝えてみてください。実際に触ってみると、分かりにくい所がその場で見つかります。
ホームページとSNSの役割分担
載せる情報が多いほど、直す場所も増えます。同じ料金が3つのページに書いてあれば、変わったときに3か所直さなければなりません。全部をホームページだけで伝えようとしないことも、続けるための工夫です。
インスタグラムなどのSNSをすでに使っているなら、役割を分けてみてください。実績やコラムのように、流れてしまっては困るものはホームページに。入荷のお知らせや最近の様子のように、今だけ伝えたいものはインスタグラムに。
これまでお手伝いしたサイトでも、インスタグラムをこまめに更新していたところでは、その投稿をホームページのお知らせ欄に表示するようにしました。インスタグラムを更新すれば、ホームページの「最近の様子」も自然に新しくなります。インスタグラムから来てくださる方も増やせます。
反対に、更新できないと分かっているブログやお知らせ欄は、最初から作らない、という選び方もあります。止まったまま残るよりは、その方がお客さんに不安を与えません。
リニューアルでよくある質問

リニューアルを考え始めた方から、よくいただく質問をまとめました。費用と期間は、どこまで直すかで大きく変わります。目安として読んでいただき、詳しくはご相談のときにお伝えします。
リニューアルは何年ごとが目安ですか?
よく「3〜5年ごと」と言われます。ただ、年数よりも、この記事で挙げた状態に当てはまるかどうかで判断してください。
5年たっていても、情報が今と同じでスマホでも見やすければ、急いで作り直す必要はありません。反対に、2年でも事業の内容が大きく変わったなら、見直しどきです。
費用はどのくらいかかりますか?
作り直す場合の料金の目安は、サービスページに載せています。ページの数や機能によって変わります。
情報の修正や一部の手直しで済むなら、作り直しよりずっと抑えられます。まずは今のサイトのどこを直せばよいかを見てから、お見積もりをお出しします。
期間はどのくらいかかりますか?
作り直す場合の期間の目安も、サービスページに載せています。原稿や写真をそろえる時間によって前後します。
一部の手直しなら、もっと短く済みます。公開したい時期が決まっている場合は、早めにご相談ください。
今のURLやメールアドレスはそのまま使えますか?
多くの場合、そのまま使えます。ホームページの住所にあたるドメイン(例: 〇〇.com)を引き継げば、URLもメールアドレスも変えずにリニューアルできます。
そのためには、ドメインやサーバーの契約の情報が必要です。誰の名前で契約しているか、ログインの情報がどこにあるかを、先に確かめておいてください。
前と違う会社に頼んでも大丈夫ですか?
大丈夫です。前の制作会社とは別の会社にリニューアルを頼むのは、珍しいことではありません。
気をつけたいのは、ドメインやサーバーが前の制作会社の名前で契約されている場合です。このときは、契約をご自身の名前に移す手続きが必要になります。
自分で更新できるようにできますか?
できます。ご自身で更新できる仕組み(WordPress)で作れば、お知らせや実績を自分で載せられます。
作るときに、どこを誰が更新するかを一緒に決めておくと、公開したあとも迷わずに続けられます。
まとめ

ホームページが古いかどうかは、公開してからの年数では決まりません。お知らせが止まっていないか、問い合わせ先が今も届くか、書いてある料金や営業時間が今と同じか。お客さんの側から見て不安にならないかが、リニューアルを考える目安です。
そして、古く見えても全部を作り直す必要があるとは限りません。情報を直すだけで済むこともあれば、困っている部分の手直しで十分なこともあります。スマホで見づらい、自分で更新できない、会社の打ち出し方が変わった。そんなときは、作り直した方が早い場合もあります。
Web工房みのりでは、新潟市を拠点にホームページ制作を行っています。「作り直すべきか、直すだけでいいのか分からない」という段階でも構いません。今のサイトを一緒に見ながら、必要なところだけをご提案します。
ご相談・お見積もりは無料です。